テックスレポートは2024年12月20日に“ガス年鑑2024年度版”を発刊いたします。
脱炭素社会への移行期を支える燃料としてLNGへの関心はこれまで以上に高まっています。こうしたなか、2024年には中東やカナダで新たにプロジェクトへの投資決定(FID)が下されるなど今後の需要増に対応するべく実現へと前進させる動きが確認されました。
一方で米国ではバイデン政権が自由貿易協定締結国外(非FTA)を対象とする新規のLNG輸出審査を一時停止した影響から多くのプロジェクトが停滞を余儀なくされました。ただ、こうしたプロジェクトでも新規の顧客の獲得や計画の見直しなど進展が報告されています。
ガス年鑑2024年度版では、国内のLNG基地や電力・ガス事業者のLNG契約状況に加え、世界の動向を2024年9月頃までの情報をもとにアップデートしました。電力会社によるLNG販売状況や都市ガス業界によるのe-methaneへの取り組み、また世界で稼働する浮体式貯蔵再ガス化設備(FSRU)や洋上LNG受入設備(FLNG)も掲載しております。
LPG編では業界の最新トピックスに加え、LPG元売り各社の輸入実績や販売状況、受入設備の概要などをまとめました。
統計類については、2024年6月までの日本のLNGおよびLPG輸入実績をソース別・税関別ともに確定値・確報値で掲載しました。中国や韓国、台湾、インド、インドネシア、米国など注目度の高い国の輸入・輸出実績も引き続き収録しております。